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  • 2024年12月16日
  • 社会貢献

羽田空港UD調査報告会で学生が発表しました

UD検証の様子

発表の様子

学長室での記念写真

2024年11月25日 月曜日、羽田イノベーションシティにて「羽田空港UD(ユニバーサルデザイン)調査報告会」が開催されました。本報告会は、本学と日本空港ビルデング株式会社が連携し、羽田空港におけるサービス向上とインクルーシブデザイン の導入を目指す共同プロジェクトの一環です。

本プロジェクトでは、今年9月に産業技術学部および保健科学部の学生と教職員が参加し、空港ターミナル内の現状を検証しました。この調査結果を基に学内で議論を重ね、今回の報告会で具体的な改善案が発表されました。

報告会当日は、産業技術学部総合デザイン学科の学生5名と教員2名が登壇し、視覚障害のある学生の提案を含め、具体的なアイデアを発表しました。提案内容は、視覚障害者が安心して利用できる保安検査の仕組みや動く歩道の改善案、 聴覚障害者向けのXR(拡張現実)手話通訳や空港スタッフ向けのVR(仮想現実)を活用した手話接客シミュレーションなどです。これらの提案は、「誰もが利用しやすいターミナル」の実現を目指したものであり、約20名の空港関係者が参加し、学生たちの発表に高い関心が寄せられました。

また、本件に関連して、12月9日 月曜日には、日本空港ビルデングの関係者が本学を訪問し、学長や検証に参加した学生との懇談が行われました。

写真は左から、ターミナルUD検証の様子、発表会の様子、学長室での記念写真です。

(総合デザイン学科 伊藤 三千代/2024年12月16日)