東西医学統合医療センターの元研修生で、現在、茨城県立医療大学 助教、本学客員研究員である石山すみれさんと鮎澤聡センター長らの研究論文が、代田賞奨励賞を受賞しました。代田賞は、日本の鍼灸師によって行われた優れた研究に対して授与される賞で、1970年代から続く、歴史と権威がある賞です。研究では、当センターで開発された頭部鍼通電療法の頭痛に対する効果を機能的MRI画像を用いて検討を行い、脳内の疼痛関連領域を正常化する働きがあることを報告しています。現在、医療センターでは、頭痛だけではなく、他の痛み症状等に対してもこの方法を用いた検討を進めています。これらの成果を、今後広く広めていきたいと思います。

受賞論文

Ishiyama S, Shibata Y, Ayuzawa S, Matsushita A, Matsumura A, Ishikawa E. The modifying of functional connectivity induced by peripheral nerve field stimulation using electroacupuncture for migraine: a prospective clinical study. Pain Medicine 2022; 23（9）: 1560-1569.

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