国立大学法人筑波技術大学 筑波技術大学は視覚障害者?聴覚障害者のための大学です。

大学案内

学長メッセージ

筑波技術大学を受験する皆さまへ、学長からのメッセージ動画です。筑波技術大学の受験を考えている方は、ぜひご覧ください。

受験生のみなさんへ 知識を知恵に!自分で考える力を! 学長 石原保志

学長メッセージ動画の画面写真

[学長メッセージ動画の閲覧はこちらから]

(以下、動画字幕の全文です)

皆さんこんにちは、筑波技術大学学長の石原と申します。筑波技術大学ってどんな大学なのか、皆さんもそれぐらいは資料を見て知っていると思いますけれども、我が国で唯一の視覚障害者聴覚障害者のための大学です。他の大学でも障害のある学生が入ってますよね。筑波技術大学その他の大学と何が違うのか。他の大学は情報保障が障害学生支援の中心です。しかし、筑波技術大学は教育の方法や中身教え方、全て聴覚や視覚の障害に合わせて考えた教育を行っています。

それって、ろう学校や盲学校と同じなのか。違います。大学というのは自分で考えて問いを立てて、そして自分で結論を作るというような練習をする場です。社会、卒業後仕事に入ります。社会生活が始まります。そこでは見えないあるいは聞こえないというようなことを含めて、色々な困難なことが起こります。それに対して、それぞれの出来事がどうしてどういう背景で、どういう流れで、それが起きているのかということを自分で考えて、その考えを踏まえて行動する。その力を磨く場所、それが大学です。その環境が筑波技術大学の中にはあります。

自分自身を見つめる、自分自身を客観的に見つめるという力、それから状況を客観的な視点で見るという力、それを筑波技術大学の教育や環境の中では育てるようにしています。皆様は日本中から集まることになります。同じ聴覚や視覚に障害がある人々のコミュニティが大学の中で作られます。そこで色々な考え方の人たち、色々な地域の人たちと交流や議論をする中で、意識の共有がなされていくことでしょう。それって、社会に入った時にとても有効になるし、また大学で作った友達というのは一生の友になります。経験を通して学ぶそのための環境も整っています。他大学の学生との交流あるいは社会人から学ぶ機会、そして国際交流などの体験を通して、幅広い視野を身に付けることができます。

筑波技術大学を受けることができるのは、視覚や聴覚に障害がある人たち。筑波技術大学の試験を受けてくれることを期待しています。