学部?大学院
教育方針(3つのポリシー)
ディプロマ?ポリシー(学位授与の方針)
産業技術学部では,聴覚障害者の高等教育機関として,「情報処理」,「ものづくり」,「デザイン」,「支援技術」を通じて共生社会の構築に参画?貢献できる専門職業人の育成を目的とし,本学における教育により以下の能力を身に付けた者に学位を授与します。
[修得すべき学修目標]
- 各専門分野の専門知識と専門技術に加え,それらを応用する能力や論理的思考に基づく問題解決能力
- 論理的思考力と自己表現力に基づく対人コミュニケーション能力を備え,情報化,国際化の発展にも柔軟に対応できる能力
- 自らの成果を的確に伝える発信力
- 障害者支援の技術を社会のニーズに応えて実践できる能力
カリキュラム?ポリシー(教育課程編成?実施の方針)
産業技術学部では,卒業認定?学位授与方針(ディプロマ?ポリシー)において示した知識と技術を学修するため,以下の方針に沿って教育課程を編成します。また,障害に配慮した教育方法?教育環境により,学生一人ひとりが必要な能力を身に付けるよう教育課程を編成します。
[教育内容]
- 教養教育系科目の教育においては,学生の多様な知識とものの見方?考え方の涵養と健康づくりを支援するとともに,「生きる力?考える力」の育成をテーマとして,学生が自身の障害の理解に必要な広い視野と教養を身に付けさせる教育課程を編成します。
- 専門教育系科目では,社会で自立できる高度な専門知識と技術を身に付けることを目標に,学科?コースに対応した産業情報学,総合デザイン学の「専門基礎教育科目」および「専門教育科目」を配置します。学科?コース毎の専門性の高い講義内容の理解を深めるための講義と演習,実験を組み合わせた科目構成により,課題を適切に発見し,問題を解決する力を養います。さらに,プレゼンテーション技法など基礎的な表現手段について実践的に学び,研究成果等を効果的に伝えるための手法を身に付け,4年次の特別研究を通じて自らの研究を伝える発信力を養います。
- 教員免許取得を希望する学生のために教職課程を設置し,「教育の基礎的理解に関する科目等」,「教科及び教科の指導法に関する科目」,「大学が独自に設定する科目」,「その他の科目」を配置します。教職課程では,①学修の系統性を重視した教育課程の編成,②模擬授業,実習および教育的体験を重視し,これに応じた教育課程の実践,③教育関連法令や学校組織,地域社会における協同に関する学修を促進する教育課程の構築,などの観点を踏まえ,教育課程を編成します。
- 初年次から卒業年次までを見通した系統的なキャリア教育科目及びインターンシップ系科目を開設します。
- グローバルな視点の育成のため,国際交流短期留学制度を活用した「異文化コミュニケーション」およびその関連プログラムを実施します。
[教育方法の工夫]
- 学生一人ひとりが必要な能力を身に付けられるよう,個々の障害に配慮した教育環境を整備するとともに,聴覚障害に配慮した情報保障を提供します。
- 障害学生のための教育方法の開発,学修教材の開発,教育システムの整備を進め,自主学修,能動的学修を推進します。
- 少人数教育の利点を生かしたアクティブラーニングを実践できるように授業の工夫を行います。
- 1年次よりポートフォリオを活用し,自主学修ができる力,キャリア発達のためのサポートを実施します。
[学修成果の評価]
学修成果の評価は,授業科目ごとに定めたシラバスにおいて授業内容と方法,達成目標と評価方法を明確に提示するとともに,到達目標の達成度に基づいて厳格に行います。
アドミッション?ポリシー(入学者受入れの方針)
産業技術学部は工学系とデザイン系の専門分野を持つ学部であり,次のような人を求めています。
- 大学での学修に必要な基礎学力を有していると共に,支援技術等の新しい分野に挑戦する意欲を持っている人
- 工学的な事柄に興味を持ち,積極的に学修に取組む意欲を持っている人,またはデザインに関して基礎的な表現力や発想力,感性,創造性を備えた人
- 技術者またはデザイナーになりたいという目的意識を持っている人
- 将来に対する目標を持ち,共生社会の構築に参画貢献しようとする意志を持っている人
[入学者選抜方針]
産業技術学部では、以下の入試による複数の受験機会を提供します。
- 一般選抜
- 学校推薦型選抜
- 社会人選抜
- 総合型選抜
産業技術学部の入試では,個別学力検査,大学入学共通テスト,面接,小論文,調査書,実技検査,適性検査,プレゼンテーション,総合問題など,多元的な評価による入学者選抜を実施します。
[入学までに身に付けて欲しいこと]
- 各分野の学修に必要な高等学校課程の基礎学力
- 他の人々との関わり合いの中でのコミュニケーション能力